僕の人生D判定

浪人時代2年間のブログ

勉強記録25

○4/30の勉強(授業4コマ 自習4時間8分)

 

世界史 一問一答 10分

古文  テキスト 60分

現代文 共通テスト対策 テキスト 55分

数学  テキスト 123分


早いものでもう4月も終わりである。もう辛いとか、やめたいとかいうネガティブな感情はないが、かと言って別に夢や希望に満ちているわけでもない。感情が無になった感じ。淡々とやることをこなしているが、かと言って、ただ授業を聴いてる訳ではない。ノートの取り方も格段に良くなったし、先生たちが伝えたい根底にある想いや、今日の授業で一番大事なのが何かを少しずつ掴めるようになってきた。やはり浪人は楽ではないが、純粋に勉強をやり続けるという意味では非常に充実している。


そういえば今日は『徒然草』の中で、「過ぎにし方の恋しき」という言葉が出てきた。今存在するものは一瞬で消え去ってしまう。ただし、形ある物品や人や痕跡は消えても、思い出はずっと記憶に残っているというジレンマが、この上なく美しいし哀しいということだ。

例えば、震災で流された街、復興によって無機質な防波堤になった松林だけれども、そこで人の営みがあったことは記憶に残り続ける。愛する人との、そのかけがえのない思い出は記憶に留まれど、目の前の彼女は無常なものだ。いつ消え去るか、いつ死ぬかの存在だ。もっと言えば、僕が東大を目指して受験勉強をできるのもこの1年しかない。

「無常感」とか「栄枯盛衰」と言った言葉があるが、このような三島由紀夫作品やスタジオジブリ作品的な、日本独特のこの概念は今も昔も存在していると思うと、古文を学ぶのも面白いと思った。