僕の人生D判定

浪人時代2年間のブログ

若きサムライのために

ここ数日、過去最高に勉強できてなさすぎて辛い。危機意識、やる気はあって自習室には行くけど、全然頭が働かないし、集中できないのが辛い。あと1週間なのにここで頑張れない自分が情けなくて仕方ない。

 

とりあえず、今日も16限の授業は真面目に聞いた。その後自習室に行くも全く手が動かない。もう何もかも嫌になった。僕は予備校始まって2ヶ月半、初めて遊びに行こうと思った。

 

しかしなんとなく勇気が出なかった。ここで自分に負けたら、多分、他人は、そして何より自分自身が「浪人生なのに遊んでるwwwww」とバカにするだろうと思ったからである。やがて、道行く人を眺めていると幾分心が落ち着いてきたので、書店に入り、僕の好きな三島由紀夫の一作、「若きサムライのために」を買って読んだ。

 

久しぶりに読んだ本はとにかくよかった。「危機というものが男性に与えられた一つの観念的役割であるならば、男の生活、男の肉体は、それに向って絶えず振りしぼられた弓のように緊張していなければならない。」というあの有名な台詞が改めて僕に刺さった。(本当はこの本の内容についてもあと1000字ぐらい書きたい)

 

(これは経験しないと分からないと思うけれど)とにかく浪人生は辛いし、街で大学生とか見ると殺意と絶望の感情しか湧かない。それでも、こうして僕は大分頑張っているのではないか。決して授業をサボったり、遊んだりしていない。

 

三島も言うように今の日本人はとにかく平和ボケ、現状肯定、快楽と欲に塗れる、受け身、指定校推薦…だからこそ、こうして僕は男として東大目指して努力することに価値はあるのではないか。東大に受かることも大事だけど、努力することもまた大事。また明日から頑張れば良い。f:id:whimsicality:20210629214659j:image