僕の人生D判定

浪人時代2年間のブログ

受験総括その1(勉強法のアドバイス)

なんかいろいろ書きたいことはあったが、その量があまりにも膨大すぎて全然まとまらなかった。昔のブログや日記を見返してみたりして、やっと少しずつ整理されてきたので書こうと思う。遅筆なんだができれば3月いっぱいにまとめ上げる。

 

受験勉強についての直接的なアドバイス(例えば単語の覚え方とか)は世の中に大量に転がっているし、なにより、受験生が自分で模索して見つけていくものだ、と言うのが僕の考えなので、そういうことは書かない。もう少し受験勉強というものを高いところから見渡して、概論を述べようと思う。

 

○大まかな勉強法

世の中には色々魔法みたいな勉強法が転がっている。

例えば「読まずに解ける共テ現代文!」とか「センター㊙裏技大全!」とかである。まあ僕もこれに騙されたこともあったし、事実、鮮やかな解法やテクニックは魅力的であり、切羽詰まった受験生が飛びつきたいのは非常に共感できるが…当たり前だがそんなことはない。いや、仮に一時的にその場しのぎでは解けたとしても、大体はボロが出る。

共通テストは小手先のテクニックや表面上の知識では解けないように非常に巧みに作られているし、2次試験はすこしでも捻りが入った問題で大体死亡する。そもそも小手先のテクニックで行ける大学なんてのは、その程度の大学である。なんだかんだいって正攻法の勉強、地道な努力が遠回りなようで近道だと思った。そう言う意味で予備校の集団授業は一見非効率に見えて、なんだかんだ実は一番良いと思う。

また、予備校のカリキュラムはできるだけ多くのことを効率よく教えてくれる、いわばバランス栄養食である。最近はT田塾など、集団授業否定意見、独学推奨意見は多いが、僕はその人たちにこう問いたい、「君は毎日決められた量の参考書を必ずサボることなくこなし、その上プロの授業を受けたに匹敵する学習効果を一人で生み出せるのか?」と。

そして「東大生直伝の勉強法」とか「偏差値○○あがった僕の勉強法」とかも意外と危ない。100人生徒がいたら100通りの勉強法があって、ある勉強法が自分にもピッタリ合うなんて保証はない。1日8時間の勉強の方がいい人もいるし、12時間やれる人もいる。書かないと覚えられない人、声に出さないと覚えられない人、見ただけで覚えられる人、そんなのは脳の作りによって決まってしまっているから、どうしようもない。全部自分で試して、最適なのを選んでいくしかない。

ただ他方、一般論として推奨される勉強法というのはある。予備校の先生やクラス担任は複数の生徒を見てきた中で、そういう一般性や法則性を見いだして最適な勉強のアドバイスをくれるので、それに従うのは悪くないと思う。一方、前述の「僕の勉強法」みたいなのは個人の体験談だから危ないよ、主観中心で鵜呑みにすると痛い目を見るよ、ということだ。(と言ってるこのブログも個人の体験談でありますが…)

 

それからもう一つ。「知ってるからノート取らない」「簡単だから授業に出ない」「余裕だから過去問やらない」と言ってなめてるのは非常に危険。自分も含めて、こういう態度の人はA判定でも見事に落ちていた。これもさっきの話に通じるんだが、やっぱり地道な努力は否定しない方が良いと思う。

まあ僕も一浪時、立教とかに落ちたのはこの辺が一番大きいのかなと思っている。

 

 

とりあえずその2に続く。次回はメンタル面の話でもしようと思う。つまらない記事なのに読んでいただきありがとうございます。

ちなみに新しく大学生ブログなるものを開設したので、近いうちにそちらのURLも公開したいと思っております。

受験終了

昨日一昨日はいろいろ忙しかったので今日更新。(PSコメントありがとうございます。返信書かせていただきました。)

 

2次試験一日目の手応えは良かったので、このまま行けば大丈夫だと言い聞かせた。だが、二日目の英語が芳しくなかった。帰り道に慶応の合格が分かったが、この際、全然嬉しくなかったのは覚えている。

試験後数日は開放感が合ったが、やはり出来が気になった。「まあいけたでしょwww」と「いや普通に落ちたな」をずっと繰り返していた。自己採点したときは100落ちたなと思った。(今だから言えるが、英語の記号ほぼ全滅、動詞補充全ミス、地理はコンゴ川ナイル川と間違えるなど、絶望的だった)

6日から8日までは1人で旅行に行ったが合否が気になりすぎてヒヤヒヤしていた。前日は家に居たが何も手につかなかった。この二週間で一橋に落ちる夢は4回ぐらい見た。ちなみに一橋に落ちていたら三浪しようかと本気で検討していた。

 

結果は大学のホームページで見るのだが、意外と冷静に合格を受け止められた。スマホタブレット、パソコンと3デバイスでホームページにアクセスし何度も番号を確かめた。両親や祖父母や友人や高校の先生も大変喜んでくれたので、なんとか受かって良かったと思った。

 

二浪したからか、大学合格後に感じる全能感もなく、狂喜乱舞することもなかった。まあ結果的には合格できたが、二浪もしている割には、模試は最大でもC判定しか取ったことがなく、共通テストリサーチはE判定、2次もいろいろミスしたのでおそらく合格最低点に限りなく近いと思われる。だから、大学名に溺れることなく、これからはこれを強みにコツコツと頑張っていきたい。

 

一応、あと何回かはブログは更新したいなと思っている。

 

 

2023年度一橋大学2次試験 自己採点

やっと3月1日になって回答が出回り始めた。英語の解答が出たのは3日だった。もはや速報ではない

それにしても配点や採点基準も東大以上にブラックボックスすぎてよく分からない。オープンのを参考にしたり僕の野生の勘に頼ることにした。最後に社会学部の配点に合わせて換算点を書いてある。

 

○1日目

家を8時過ぎに出て南武線で向かう。遠すぎて途中で勉強飽きてきて、ぼんやりと外を眺めたりしてた。

試験監督の白人の女の先生が美女過ぎた。

国語 56/90→換算112/180

1 15/30

2 21/30

3 20/30

国語は全体的に平年並みで落ち着いていつも通りにはできた。第一問の問い二があまり自信ない。

第二問の近代文語文は7割ぐらい。語句の意味問題の「言路」は間違えたが、他の3つはあってる。問い三は「鑑みる」とあるので、過去の事例を参考にする的なニュアンスを入れた方が良いと思うんだが…

第三問は要約。普通に勉強してきた受験生ならそれなりの答案は書けそうだから、採点が厳しくなりそう。

悪くても第二問、第三問で6割にはなると思うんだが…

 

数学50/100→換算65/130

1 12/20(15点ぐらい有るかもしれない)

2 7/20

3 20/20

4 0/20

5 11/20

 

第一問:整数。Combinationの定義に従って変形→通分→約分でnとkの式に持ち込む→これを2次方程式の実数解条件を利用するも、何も得られず半泣き。だがここで、無理矢理因数分解できないかとひらめく→式変形が最善ではなかった。答え2つは合ってるけど漏れがある。

第二問:一見すると簡単そうだが、計算量が多い。2曲線の接線を考え一致する条件→sを消去してtとaの式に持ち込む→tの存在条件??あたりで詰まる。

第三問:2013年の問題に類似で、たまたま昼休みに駿台のテキストに載ってたのを眺めていた!!整理しているうちに6で割れることに気づいた。あと3点O、A、Bのz座標が全て0なのに気づけたのも良かった。(これは丁寧に図を書いたからである)

答えの数値が323/18で非常に嫌な感じだったが合っていた。

第四問:群数列で扱うのかと思ったけど違ったっぽい。多分一番難しい。

第五問:Aがサイコロを振れるのは3k+1回目(k=0,1,2...n-1)に限る→Σ計算→正解。

BとCも全く同じ考え方で行けるが計算を間違えた。ただこれは計算問題的な設問だったので、方針にはそこまで点数くれない気がする。クッソ…

 

試験場では簡単な問いが一問もないように感じたけれど、今見ると例年並み、いや易化な気がする。試験開始後45分経過時に1点も取れてなかったときは本当に絶望したけれど、慌てたり諦めずに解き切れたのは良かった。社会学部なら5割取ればとりあえずは耐えたと思うんだが…採点次第。

 

○2日目

勝負はこの日。

英語 58/100→換算162/280

1 24/60 

2 14/20

3 20/20 

長文が全然できてない。和訳2つと3の記述はともかく、記号部分が壊滅的。あまり内容が頭に入ってこなかった。リスニングと英作文の心配ばかりして長文がおろそかになっていた気がする。

英作文はまずまずの自信がある。絵の内容も比較的説明しやすかった。

リスニングは満点。去年までは放送が始まる前に、5分程度下読みの時間をくれたが、今年からはいきなり始まったandディクテーションは消滅して2題とも内容把握が必要だった。僕も大分面食らったが、内容や発音は明瞭でスピーカーの音割れも気にならなかった。

ともかく一番点数のウエイトが大きい長文でミスしたのが痛すぎる。できるだけ記述で点数が来てくれるのとリスニングや英作文を重視してほしいがあまり期待できない。多分3分の2ぐらいは長文の配点な気がする。落ちた。

 

地理 43/90→換算109/230

1 15/30

2 12/30

3 16/30 

どうも全体的に教科書的な地理じゃなくて例年以上に純粋に頭の良さを問う問題が多い気がする。ただ、あまり自信ない。図表の読み取りもいまいち論理的整合性に欠ける気がする。

第二問のウユニ塩湖のレアメタル(答:リチウム)とその国特有の開発(答:?)とか白紙。死んだ。

ちなみに世界史では現代モザンビーク史とジンバブエ史で400字書かせたらしいがそこでみんな死んでくれるのを期待するしかない。まあ、地歴は得点調整有るからあまり意味ないか。

 

共通テスト 141/180

合計 589/1000

(過去三年間の合格最低点:567、592、569)

 

まあ普通に落ちたような気がする。もっと英語の配点が長文重視だし地理も配点が大きいのに手応えが悪いし。しかも今年倍率高いし。

期待できるなら、国語と数学がもう少し得点きた、英語の採点が甘いとか。

何のかんのいって合格最低点は例年並みな気がする。

やはり一橋のレベルは高い。私立のように暗記しただけじゃとても受からないと思った。頼むから僕を受からせてほしいけれど、落ちる気しかしない。

 

私立の結果/今後について

本当は一ツ橋の自己採点を早く完成させたいんだが、まだ英語の解答が来ない。ちなみに国数はすでに採点した。少なくとも悪くはないんじゃないかと思う。ただ普通に落ちた気もする。

仕方ないので私立の結果でも晒す。皆が大学デビューの準備してるのに、ブログポチポチしてる気色悪い陰キャ

 

慶應義塾大学経済学部A方式→合格

英語は記号6割弱という無能を発揮したが、英作文で結構手応え(160字ぐらい書いた。それでも回答欄半分余ったのだが…)あった。

数学はあれ終わるわけ無い。1~3のマークでしっかり稼ぐことにしたので奇跡的に7割以上は取れたと思う(過去問では1回も7割なんか取れなかった。)。4,5,6は(1)しか手つけてない。

 

慶應義塾大学商学部A方式→補欠J

補欠Jとかいう限りなく不合格に近い補欠。

英語が分量多すぎて、最初の40分ぐらい全然集中できなかった。合計では5割ぐらいな希ガス

ただ、数学と地理は7割以上取れたので、なんとか補欠に入ったのかなと。

 

早稲田大学教育学部地理歴史専攻→不合格

試験監督の鼻息と受験生の鼻すすりと英語の崩壊にやられました。まあここは対策もあまりしてなかったのでしょうがない。ゆうこりん探したのに居なかったンゴねえ…

 

早稲田大学商学部(数学型)→合格

英語が難しくて過去問より全然できず泣きたかった。ただ、これだけ勉強したからもうここで落ちても一切悔いは無い、しょうがないなと思えた。数学は3の記述は完成させたが答えの数値は間違ってる。帰り道、生きた心地がしなかったのを覚えている。

 

なんとか早稲田と慶応に1つずつ合格できたのは良かったが、運が良かったのだと思っている。謙遜しているつもりではない。どっちも数学がたまたまできたので合格できたし、事実、結構ギリギリだった気がする。

過去問やったときは数学白紙とか英語4割とかいうときも何度かあったし、早慶全落ちする可能性もゼロではないなとは思っていた。

作戦として受験校を増やすことで(いわゆる乱れ打ち)、合格可能性をあげるのはアリ。合格可能性p%の大学をn回受けた場合、少なくとも1つは合格する確率は、余事象より…ということだ。

 

現役生の中には、まぐれで受かったくせに、「勉強すれば必ず受かる!!努力は必ず報われる」とか「E判定でも大丈夫!!模試の結果は関係ないよ」とか、あたかも、受験の全てを知り尽くしたり、自分の勉強が全て正しかったような事をいう人もいるが、彼らは不合格を経験したこと、浪人をしたことがないから、そんな無責任なことが言えるのである。合格体験記は個人の体験である。参考程度にする分にはいいが、その全てを自分に置き換えるのは危険すぎる。

ただ、二浪しており、一浪時には東大、慶応、横国、立教に落ちた僕もあまり偉そうなことを言える立場ではないが。

 

今後については、自己採点に加えて、受験生活の概観や、若干の体験記でも残そうかと思ってる。あまり人にドヤ顔で語るのは好きではないが、ちょっとは書きたいことがあるので。

今のところこの黒歴史ブログは消さずに残す予定。

せっかく入試が終わったのに…

自己採点したいんだが…どこの予備校にも解答速報があがらん。東大や早慶の問題講評や解答速報はバンバン出回ってるのに無名大学一橋は何も情報なくて草。

答えを覚えてるうちに丸付けしてみたいんだが。

(追記:28日15時50分現在。↓)


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今日はいろいろ数少ない友人や知り合いに連絡してみたが、ほぼ全員に適当にあしらわれた。結局アイツらワイに対して社交辞令程度の挨拶だったのか。まあ常識的に考えて、普通の人は大学の勉強やサークルや他の人間関係(含む女)とかで忙しいから、気色悪い浪人生に構う暇なんか無いんだろうな。

全部世の中が悪いんだ。僕は何一つ悪いことしてないのに。結局僕がコミュ障ぼっち引きこもりチー牛こどおじ童貞なのは永遠に変わらないんだな。もういいわずっと2ちゃんの学歴スレでも見て過ごすwwwww(受験が終わって精神がいつも以上におかしくなっている)

一橋大学2次試験から帰還

今日を以て2次試験が終了した。

とりあえず終わった後の感触。

◯1日目

国語はまずまずの出来で感触は悪くない。特に第2問、第3問は6割〜7割ぐらいにはなったと思うんだが。第一問が怖い。あとは漢字にやられた。

 

数学は難しいと思う。過去問では見ただけで解答への方針が瞬時に浮かぶのが2題ぐらいは入ってるんだが、今年は1つもなかった(単に緊張していたという説もあるが。ただ易化は100パーないと思う)開始50分で1点も取れていなかった時はガチで絶望したがなんとか巻き返した。一番の整数は合ってる。2題は方針は間違ってないと思うのでその後の計算次第。1題はあまりできておらず、1題はほぼ白紙。

 

◯2日目

勝負はこの日である。

英語は長文の内容が全然頭に入らず、記号や単語問題も全く自信がない。記述と和訳である程度の点数を期待するしかない。

リスニングは受験生を殺しにかかった。(詳しくは後述する)

英作文はスペルミスを2箇所した。が、文法はまずまず自信ある。

長文の死亡が痛すぎる。

 

地歴は総じて難化したand傾向が変わったっぽい。地理も難しく、教科書的な勉強よりは、純粋に頭の良さを問うている感じだった。とりあえずは埋めたので、点数もそれなりには来たんじゃないという感じだが…

 

なんとも言えないが…五分五分か…普通に落ちた気もするし、受かった気もするが。怖いけど自己採点はしてみようかなと思ってる。

 

帰り道に慶應の合格発表を見た。非常に残念なことに、経済学部に受かってしまった。従って3浪は出来なくなった。(は?)